各大手の携帯キャリアではそれぞれ災害時の伝言板や音声録音システムを利用しやすいアプリを用意しています。今回はドコモの専用アプリ「災害用キット」を紹介します。
アプリ「災害用キット」概要
災害時に家族や知り合いと安否情報・メッセージを送り合える
このアプリでできることは、災害用伝言板と災害用音声お届けサービスの利用です。平時の間は使えないようになっていて、大地震などの災害時に使えるようになっています。
使用するためにはドコモで契約している携帯電話番号が必要です。なお、筆者はドコモ回線を使用している格安SIM(FREETEL)なのですが、利用できません。
平時の間に、その使い方を一度確認しておきましょう。
災害用伝言板の使い方
大地震などの災害時にそれぞれが自分の安否情報を登録し、家族や知り合いのその登録された安否情報を確認することができるシステムです。
このドコモの「災害用キット」では音声案内がデフォルトで設定されています。
このシステムはドコモ以外の携帯キャリアやその他のサービスでも利用することができ、ここから登録した情報はその他の登録情報と統合されます。
ドコモ以外の災害用伝言板に、メッセージの登録がされている場合(全社一括検索)
(中略)
ドコモ以外の災害用伝言板も検索し、該当の事業者(A社)の災害用伝言板へのリンクを表示します
自分の安否情報を登録する
自分の安否情報を登録するには、トップページから「災害時に安否状況の登録と確認ができます」→「登録する」を選択します。
現在の自分の状況を選択します。また、任意で自由にコメントを残すこともできます。下部の「自由にメッセージを入力する」から100文字以内でコメントを入力します。
右上の「登録する」で登録します。
家族・知り合いの安否情報を確認する
家族や知り合いの安否情報を確認したい場合はトップページから「災害時に安否状況の登録と確認ができます」→「確認する」を選択します。
検索には電話番号を利用します。番号を覚えていれば、そのまま番号を入力します。
電話番号がわからない場合は「電話帳から選ぶ」で確認したい人の電話番号を選択します。
ここでもしもドコモの伝言掲示板に安否情報が登録されていなくても、他のキャリアの伝言掲示板に登録されていれば確認できます。
また、それでも見つからない場合は、トップページに戻り、「災害用伝言板(通常版)」からもう一度探してみてください。
こちらでは電話番号検索の他に、名前を使って検索できます。検索する先はJ-anpi安否情報まとめて検索、Googleパーソナルファインダーです。
災害用音声お届けサービスの使い方
この災害用音声お届けサービスでは、特定の相手に対して留守番電話のように音声メッセージを録音することができます。
特定の相手にはメッセージが録音された旨がSMSで通知され、都合の良い時に聞くことができます。
電話が通じにくい状況の中で、家族などと詳細なやりとりがしたい時に使えます。
音声メッセージを録音する
トップページから「災害時に音声メッセージの送信と確認ができます」から「送る」を選択し、送りたい相手の電話番号を入力し、録音します。
音声メッセージを確認する
トップページから「災害時に音声メッセージの送信と確認ができます」から「確認する」を選択し、「受信音声」の一覧から聞きたい音声を確認します。
音声メッセージの保存可能件数は20件、保存期間は10日間です。
詳しくは、公式サイトを確認してください。